2006-02-22 ArtNo.37243
◆中国新科電子、シンガポール企業と組んでインド市場開拓
【バンガロール】年商10億米ドルの中国電子会社Shinco(江蘇新科電子集団有限公司)は、シンガポール企業FTD Technology Pte Ltd(FTD)と手を組み、インド市場の開拓に乗り出した。
ビジネス・スタンダードとザ・ヒンドゥーが2月21日伝えたところによると、これまで東芝やソニーに電子製品を納入して来たShincoは、今や国際市場の開拓に乗り出し、成長市場のインドに注目している。当面、LCDテレビジョンやパーソナルDVDプレーヤー等、ハイエンド市場に照準を合わせ、独自ブランドの製品を販売する計画だ。
一方、カルナタカ州Bangaloreにデベロプメント・ユニットを有する年商2000万米ドルのFTDは、インドに進出して既に8年になる。新会社FTD Shinco Consumer Productsは、当面Shinco製品のインドにおける販売/マーケッティング/サポートを手掛けるが、追って現地組み立てや製造業務にまで手を広げる。
FTD IndiaのN Ramakrishnan社長によると、ワイド・スクリーン・マルチメディアLCD TVやホームDVD等、一連の製品を近く発売する。価格は6万ルピー以上で、先ずメトロやその他の主要都市に拠点を設け、ハイエンドなデジタル消費者用電子製品のニッチ市場を開拓する。その後、設計や製品のローカル化、製造も手掛ける。将来はGPSナビゲーション・システム、自動車用電子機器、パーソナル・デジタル機器等も発売する。当面、年間売上げ60クロー(US$1343万)の実現を目指すと言う。
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