2006-02-22 ArtNo.37242
◆ST Microelectronics、US$3千万投資準備
【ニューデリー】フランコ・イタリアン半導体チップ・メーカー、ST Microelectronics(STM)は、向こう数年間にインドに毎年2000万~3000万米ドルを投資する計画で、今年は300人を新規雇用する。
エコノミック・タイムズが2月19日報じたところによると、ウッタルプルデシュ州Greater Noidaに設けた新キャンパスの開所式に出席するため18日にインドを訪れたSTMのCarlo Bozotti社長兼CEOは、ToIに以上の消息を語った。Bozotti社長によると、携帯電話、セット・トップ・ボックス、DVD、自動車等に用いられる半導体チップの製造やソフトウェアの開発を手掛ける年商89億米ドルのSTMは、少なからぬチップをインドで設計しており、目下1500人を雇用、内エンジニアが1400人にのぼる。主要なSTM製チップには全てインド人エンジニアが貢献しており、過去数年間にインドから165件の特許申請も行った。
約5000人を収容できる新キャンパスはSTMが欧州以外に設けたデザイン・センターの中では最大で、世界的にも最大規模の研究開発(R&D)施設と言える。
インドにおけるチップ売上げは約7500万米ドルと、同社売上げの1%に満たないが、今年はインドにおける売上げを約1億米ドルに拡大することを目指している。インドのチップ市場は2010年までに40億~50億米ドルに、2015年までに約100億米ドルに成長するものと予想される。STMは少なくともインドにおける10%のシェアを維持する計画と言う。
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