2006-02-22 ArtNo.37239
◆長引くウィンター・シーズンがインド海運会社に恩恵
【ムンバイ】西欧諸国のウィンター・シーズンが長引き、石油需要が増大、国際的な海運需要が高まる中で、インド海運会社の過去3ヶ月の利益が増大した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月19日伝えたところによると、とは言えアナリストは向こう数ヶ月間には海運料の下降局面が生じるものと予想している。例年冬期は海運会社の収穫シーズンで、海運料、取り分けタンカーのそれが高水準に達するが、今年も例外でなかった。とは言え海運料は2004年冬期のそれを依然下回っている。
アナリストらは、寒気が遠のき石油需要が下降するのに伴い今後数週間、海運料は下降するものと見ている。
しかし大手海運会社幹部は「タンカー収入は引き続き高水準を維持するだろう。環大西洋/環太平洋地域の需要は依然強い」と語った。
SuezmaxやAframax等、タンカー・セグメントの料金の変動は顕著で、2005年10/11/12月のSuezmaxタンカーのデイリー料金は4万9107米ドル、6万9140米ドル、7万5007米ドルと推移、2006年1月は4万6671米ドルだった。バルク料金も変動したが、それほど顕著ではない。
アナリストによると、ドライ・バルクの改善は望めず、実際のところ現在が高原状態と言え、今後5~10%の下降も予想される。しかしそれ以上下がることはないと言う。
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