SEAnews 2006-02-20 ArtNo.37219

【ムンバイ】タタ・グループ傘下の電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)は、Nasdaq登録の国際電信会社Teleglobe International Holdingsの買収を完了した。これによりVSNLの2006－07年の売上げは最大200％増加する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが2月15日VSNLのステートメントを引用し伝えたところによると、VSNLは昨年、Teleglobeの株主と、負債を含め2億3900万米ドルで同社を買収することで合意した。買収手続きが2月13日に完了したのに伴いTeleglobeのナスダック登録も同日廃止された。
今回の買収に伴いVSNLは世界最大規模の国際電気通信卸売り会社になる。VSNLのN Srinath重役(ED)によると、合併後の各種サービスは、それぞれの地域における知名度に照らしてVSNL InternationalもしくはTeleglobe商標で提供される。
エコノミック・タイムズが2月19日伝えたところによると、VSNLは、タタ・グループの姉妹会社Tata Consultancy Services (TCS)やTata Teleservicesと手を携えて、国際市場を開拓する方針だ。TCSは、世界最大規模の音声／データ／携帯ネットワークを手に入れたVSNLに対し、ソリューション・プラットフォームを提供できる。TCSのS Ramadorai重役(MD)はPTI通信に以上の抱負を語った。