1995-10-30 ArtNo.3719
◆<馬>外国人の不動産購入に一律M$10万付加税
【クアラルンプル】マレーシア政府は外国人の投機的不動産購入を抑制するため、外国人不動産購入者に一律10万Mドルの付加税を課す。同規定は即日発効した。
アンワル副首相兼蔵相が27日の新年度予算案の上程に際して明らかにしたところによれば、また外国人が不動産を売却する際には一律30%の税が課される。外国投資委員会は外国人が25万Mドル以下の住宅を購入することを既に禁止している。また国民が不動産を売却する際徴収される税も、購入後2年以内の場合の税率が20%から30%に、3~4年内のそれが15-10%から20-15%に、それぞれ引き上げられる。
マレーシア住宅不動産開発業者協会は、以上の措置はあまりに厳しすぎ、行き過ぎの嫌いがあると指摘している。今日マレーシアの住宅不動産市場は外国バイヤーに大きく依存しているが、今回の措置で外国投資家がマレーシア市場から跡を絶つ可能性があると言う。業界筋によると、一律10万Mドルの課税は、25万~50万Mドル台の物件に対する外国人の関心を喪失させるが、大部分のシンガポーリアン・バイヤーの購入物件が同カテゴリーに含まれると言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:10/28)
|
|