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2006-02-10 ArtNo.37170
◆Haier、売上げ倍増目指す、携帯端末子会社設立
【ムンバイ】中国のトップ家電会社Haier Electronics Group Co Ltd(HEGCL:海爾)のインド子会社Haier Appliances India Ltd(HAIL)は、富裕層をターゲットにより多くの冷蔵庫、エアコン、洗濯機等を販売、2006年通年で前年比2倍以上の1億1800万米ドルの売上げ達成を目指す。
エコノミック・タイムズが2月6日伝えたところによると、HAILのT.K. Banerjee社長兼CEOはロイター・インド・サミットの席上、以上の目標を明らかにした。それによると、2003年に発足したHAILは2010年までに年商を5億乃至10億米ドルに拡大、インド第3の消費者用電子会社になることを目指している。
韓国のSamsung Electronics CoとLG Electronics Incは、アグレッシブな価格戦略、巨大な流通網、優れた製品デザインを通じて48億米ドルのインド耐久消費財市場に大きなプレゼンスを築いた。
インドの耐久消費財市場は、国民所得の増大と若者層の拡大を背景に、向こう5年間に年率12~15%の成長を遂げるものと予想される。インドの10億プラスの人口の半ば以上が25歳以下の年齢層で占められている。
一方、インディアン・エクスプレスが1月26日報じたところによると、HEGCLは地元パートナーと51:49の合弁でHaier Telecom India Pvt Ltd(HTIPL)を設立した。新会社は当面CDMA/GSM携帯電話端末のマーケッティングを手掛け、その後有線/無線通信機器ビジネスに事業を拡張する。
今年1月に発足したHTIPLは、米国企業Brightstar Corporationのインド子会社を通じ、GSM携帯電話端末を既に発売している。Brightstarは通信領域のサプライチェーン・ソリューション会社で、向こう1ヶ月間にさらに5モデルを発売する。価格は2500~1万5000ルピー。
Brightstarは、現在HEGCLの青島工場からこれらの製品を調達している。HTIPLはインドに製造施設を設けることも検討しているが、地元製造業者からのアウトソーシングにより大きな関心を抱いている。
HEGCLは、HTIPLを設立する以前の昨年、HAILを通じて携帯電話端末をインド市場に投入した。携帯電話端末ビジネスが今後専らHTIPLにより手掛けられるのか否かは定かでない。
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