SEAnews 2006-02-10 ArtNo.37161

【アーマダバード】Reliance Industries Ltd(RIL)は700クロー(US$1.57億)を投じて繊維ビジネスを拡張する。RILは新繊維ブランドを導入する可能性も検討している。
エコノミック・タイムズが2月7日、消息筋の言として報じたところによると、Mukesh Ambani会長が昨年12月にグジャラート州Ahmedabadの工場を訪れた際、関係問題が協議された。その際、Mukesh会長は拡張計画にある種の修正を加えるよう指示したとされる。計画はなお初歩的段階にあるが、RILはエンジンを全開して実行する方針を決めた。
アーマダバードNarodaの120エーカーの土地に位置する従業員6000人、資産価値300クロー(US$6717万)以上と見積もられる既存工場は、国内及び海外市場向けに年間約2500万メートルの繊維を製造している。これらの未裁断／未包装製品は『Only Vimal』、『Harmony』、『Reance』、『RueRel』、『V2』ブランドで販売されている。
RILは今後、防水、高日光堅牢度、チンズ(ｲﾝﾄﾞ更紗)仕上げ、汚れ防止等の加工を施した製品や、染み耐性繊維、3種混合繊維等の新製品の開発を目指している。
RILは目下グジャラート州における小売りスペースの確保に力を集中しているが、こうした小売店舗にふさわしい新繊維ブランドが検討されている。
RILは向こう5年間に1000クロー(US$2.2億)近くを投じて、アーマダバードの他、Vadodara／Surat／Rajkot／Bhavnagar／Jamnagar等30都市に大小35のモールを設けることを計画しており、アナリストらは繊維事業の拡張はロジカルと評している。