2006-02-08 ArtNo.37155
◆エリクソン、毎年US$1億投じシェア40%目指す
【ニューデリー】スウェーデンのテレコム企業、Ericssonは向こう数年毎年1億米ドルを投資し、インドにおけるプレゼンスを強化、今後2年間に新たに敷設されるセル式電話回線の40%のシェア獲得を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月5日報じたところによると、Ericsson IndiaのMats Granryd重役(MD)は同紙に以上の計画を語った。それによると、電話サービス会社及びその顧客と密接な関係を維持することを通じ、競争が過熱する市場でシェアの拡大を図る。
タミールナド州Chennaiには今月末までに新研究開発(R&D)センターをオープンする。また法人市場をターゲットにしたIP(Internet Protocol)ベースの製品を近く出荷する。同市場はこれまでCisco等により支配されて来たが、エリクソンは低コストな音声パケット及びデータ・パケット対応のPBXシステムを提供する。これにより顧客は既存のネットワークを廃棄することなしに段階的にIPベースのものに転換できる。
ラジャスタン州Jaipurの工場でモバイル・ベース・ステーションとスイッチを製造しており、需要の拡大を待って広帯域サービス機器の製造も開始する。また現在1500人のスタッフも増員すると言う。
NokiaやMotorola等が大型投資を予定する中で、エリクソンが40%のシェアを獲得し、維持することができるか否かは、国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)の総見積もりコスト50億米ドル、6000万回線のセル式電話入札の行方にかかっていると言う。
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