【ニューデリー】年初6ヶ月(2005/4-9)の伝統的非割当制諸国向け綿製品:糸(yarn)・織物(fabrics)・完成品(madeups)・衣服(apparel)の輸出は前年同期比20%の落ち込みを見た。これらの品目はインド繊維輸出の60%を占める。
インディアン・エクスプレスが2月3日、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency(ICRA)の発表を引用し報じたところによると、かつての割当制諸国、米国/欧州連合(EU)/カナダ向け輸出は前年同期比13%増加した。
これらの品目の西アジア/南アジア/東南アジア/東アジア(日本を除く)向け輸出は、前年同期比22%、アフリカ向け輸出は同16%、ロシア・東欧向け輸出は40%、それぞれ下降した。アジア向け輸出は綿製品輸出全体の23%を占めている。またスイスやオーストラリア等の非割当制先進諸国向け輸出は取り分け大幅な落ち込みを見、非割当制諸国の中では僅かにラテン・アメリカ向け輸出が増加した。
割当制の撤廃で、輸出業者はかつての割当制諸国向け輸出に力を入れたが、非割当制諸国向け輸出の落ち込み幅は、割当制諸国向け輸出の伸びを大幅に上回り、マージンも縮小したと言う。