2006-02-06 ArtNo.37139
◆2番目の超メガ発電計画の入札募集
【ニューデリー】Power Finance Corporation Ltd(PFC)は3日、グジャラート州Mundraに4000MW(メガワット)の石炭火力発電所を設けるための入札意向書(EOI:expression of interest)を募集した。締め切りは2月28日。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが2月3/4日報じたところによると、BOO(build, own and operate)契約は、電気料をベースした競争入札を通じて発注される。PFCはマドヤプラデシュ州Sasanにやはり石炭ベースの4000MWウルトラ・メガ発電(ultra mega power plant)施設を設けるEOIを1月31日に募集しており、今回は2度目。政府は各4000MWのウルトラ・メガ発電プロジェクト5件の競争入札を計画しており、他の3つの発電所はチャッティースガル州、マハラシュトラ州、カルナタカ州に設けられる。グジャラート州のMundra、マハラシュトラ州、カルナタカ州におけるものは輸入石炭を用い、マドヤプラデシュ州Sasanとチャッティースガル州におけるものはピッドヘッド(坑口)式発電所になる。これら5件のプロジェクトは何れも2009年までに稼働する予定。ウルトラ・メガ発電プロジェクトのコストは各1500億ルピー(US$33.59億)前後と見積もられる。PFCと州政府もこれらのプロジェクトに出資する見通しだ。
ウルトラ・メガ発電プロジェクトの結節機関(nodal agency)を務めるPFCは、既にMundraプロジェクトのために各種インプットのアレンジや手続き処理を手掛ける特殊会社(SPV:special purpose vehicle)、Coastal Gujarat Power Ltd(CGPL)を設立している。目下のところCGPLはPFCの完全出資子会社だが、契約発注後、全ての資産・負債とともに、落札者の管理に委ねられる。発電所はMundraの特別経済区(SEZ)に設けられる。
Reliance Energy/Essar Power/GMR Group/Sterlite group/Jindal Steel and Power等の大手民間企業がウルトラ・メガ発電プロジェクトに強い関心を見せていると言う。
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