2006-02-03 ArtNo.37125
◆Tataグループ、テレコム事業にUS$33.6億投資
【バンガロール】Tataグループは向こう3~4年間にテレコム事業に1万5000クロー(US$33.587億)を投じ、傘下のテレコム子会社をTata Consultancy Services(TCS)、Tata Motors、Tata Steelに並ぶ主要企業に育成する方針だ。
インディアン・エクスプレスが1月30日報じたところによると、タタ・グループの傘下には、国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Limited (VSNL)、Tata Teleservices Ltd、Tata Teleservices (Maharashtra) Ltdのテレコム企業3社が存在する。グループは急成長するテレコム産業を主要な戦略投資部門と見なし、サービス/ネットワーク/携帯電話端末等の領域に積極的に投資する計画だ。
Tata SonsのJJ Irani取締役によると、テレコム市場は間もなく再編期を迎え、国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)の他、Reliance/Bharti/Tata等、4~5社が生き残るものと見られる。タタ・グループは、VSNLの買収を含め、テレコム事業に8000~1万クロー(US$17.9億-22.4億)を投資して来たが、グループのテレコム・ビジネスは決して良好とは言えない。VSNLは利益を計上しているが、他の2社はまだ黒字を実現していない。しかし新規投資により、2010年までにこれら3社も、グループのトップ・パフォーマンス企業3社Tata Steel/TCS/Tata Motorsに匹敵する業績を達成できると言う。
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