2006-01-27 ArtNo.37093
◆ONGC、C2/C3リッチ・ガス供給価格の上昇期待
【コルカタ】Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)は、Indian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)に対するC2(メタン)/C3(プロパン)リッチ・ガスの供給価格が大幅に上昇するものと期待している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月25日伝えたところによると、正式の合意はなされていないもののReliance Industries Ltd(RIL)傘下のIPCLは、マハラシュトラ州Uran工場から供給されるC2に対して1mbtu(million British thermal unit)当たり4.6米ドルを支払う用意があるとされる。やはりUran工場から供給されるC3についてもSaudi Aramcoのプラット価格指数(Platt pricing index)にリンクした国際価格に基づいて決定される。国際市場では一般にC3はC2より高価格で取引されている。
ONGC筋によると、既存の契約は2006年3月31日に期限が切れ、4月1日から新たな長期契約に移行する。既存契約同様、ONGCは個別にC2/C3の料金を徴収せず、日量580トンのC2/C3をトン当たり1万4082.33ルピーで一括供給する。新価格は既存契約のそれをかなり上回る。これに対してIPCLは供給の質的改善、すなわち熱量価値(calorific value)の向上を求めていると言う。
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