2006-01-25 ArtNo.37081
◆英国企業Corus、オリッサ州に炭素鋼製造施設計画
【ムンバイ】ロンドン拠点の鉄鋼/アルミニウム大手、Corus Groupはオリッサ州に炭素鋼製造施設を設けることを検討している。
エコノミック・タイムズが1月23日報じたところによると、年商7万2000クロー(US$161.22億)のCorusオフィシャルは最近オリッサ州を訪問、Industrial Promotion and Investment Corporation of Orissa (IPICOL)や州政府幹部と初歩的話し合いを行った。オリッサ州政府の産業振興機関IPICOL筋によると、Corus代表団はオリッサ州に総合的な鉄鋼プラントを設ける可能性を調査したが、具体的投資計画は提出していない。Corusは追ってIPICOLと第2ラウンドの話し合いを行うものと見られる。
Corusスポークスパースンによると、同社はインドやトルコのような低コスト/高成長市場における炭素鋼ビジネスの機会を探っていると言う。
インドではインフラ開発が急速に進んでおり、建設用鋼材の大きな需要が見込める。Corusはこうしたインド国内市場の開拓に関心を抱いているようだ。これに対してPOSCOやMittal Steelはインドで製造した鉄鋼製品を周辺諸国に輸出することに関心を抱いている。
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