2006-01-25 ArtNo.37071
◆Reliance、炭層メタン開発にUS$11.2億投資
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd (RIL)は、2008年半ばまでに5000クロー(US$11.2億)を投じて炭層メタン(CBM:coal bed methane)の商業生産を開始するものと見られる。
ビジネス・スタンダードが1月23日報じたところによると、RILは2009年以前にCBM開発のために1000本の井戸を掘り、ガス田付近にコンプレッサー・ターミナルを建設、メタン・ガスの貯蔵と供給を手掛ける計画だ。ターミナルにはポンプ、セパレーター、コンプレッサー・ステーション、パイプ・ライン等の施設が設けられる。コンプレッサー・ステーションは恐らく200本のガス田に1カ所の比率で設けられる。CBMターミナルのコストは1件当たり1000クロー(US$2.2億)前後と見積もられる。
RILはマドヤプラデシュ州/チャッティースガル州/ラジャスタン州に跨る4000平方キロの5つのCBMブロックを保持している。
同社オフィシャルは、最初の商業生産は2008年半ばに予定されていると語ったが、投資額を明らかにすることを控えた。アナリストによると、CBM鉱区の掘削は、石油鉱区やガス鉱区の掘削ほどコストがかからない。1000フィートの掘削コストは3万5000~4万米ドル、一層深いものは8万~12万米ドルと見られる。
Oil and Natural Gas Corporation/Gas Authority of India Ltd/Oil India Ltd等は2010年までにCBMの商業生産を開始することを目指している。インドの石炭埋蔵量を4000億トンとすれば、CBMの埋蔵量は35兆~40兆立法フィートと見積もられる。RILは最近、マドヤプラデシュ州のSohagpur west及びSohagpur eastでCBMを発見したと政府に報告した。
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