2006-01-20 ArtNo.37052
◆カルナタカ州政治危機、会議派連立政権に9日間の猶予
【ニューデリー】カルナタカ州のTN Chaturvedi知事は、Dharam Singh首席大臣に1月27日までに国民会議派/世俗主義人民党(JDS:Janata Dal Secular)連立政権の州議会における過半数支配を立証するよう指示、9日間の延命の機会を与えた。
インディアン・エクスプレスが1月20日報じたところによると、野党の不信任動議提出が予想される中、州議会は27日まで休会した。
デカン・ヘラルドが18日伝えたところによると、JDS党首H D Deve Gowda元首相の子息で、マハラシュトラ州支部議長代行(working President)を務めるH D Kuamraswamy氏に率いられるJDS州議会議員分派は18日会合し、国民会議派を中心にした連立政権にとどまか否かを協議した。
インド人民党(BJP)は、JDSと手を組み南部に初の連立政権を樹立する絶好の機会と意気込んだが、Chaturvedi知事の決定により出鼻をくじかれ、加えて国民会議派がKuamraswamy氏を首席大臣に据え、連立政権維持を図るとの噂に一層苛立っている。
政界観測筋は、Kumaraswamy氏が父親と袂を分かつようなシナリオは予想しておらず、政治劇の結末はゴウダ元首相の政治的手腕次第と見ている。これらの観測者によれば、ゴウダ氏は、JDS分派と一線を画することにより、世俗主義リーダーとしての信用を高める一方、国民会議派との交渉権を確保し、息子のために首席大臣ポストを要求することもできると言う。
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