【ニューデリー】BPO(business process outsourcing)産業が直面するデータ窃盗(data theft)や偽履歴書のリスクを軽減するため、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM: National Association of Software and Service Companies)は18日、情報技術(IT)及びIT対応サービス(ITES)専門家を対象にした『全国技術登録(NSR:National Skills Registry)』制度を導入すると発表した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが1月19日報じたところによると、この日催された『インド米国情報安全サミット(India-US Information Security Summit)』の席上、NasscomのKiran Karnik会頭は新スキームをお披露目した。同氏によると、NSRは偽履歴書や履歴の誇張等に伴うリスクを最小限に抑制できる。登録は本人の自発性に委ねられるが、少なくとも50%以上のIT専門家が登録するものと予想される。NSR制度下の履歴確認手数料は1件あたり1500~2000ルピーになる見通しと言う。