2006-01-20 ArtNo.37041
◆BSNL、US$50億GSM入札に厳しいセーフ・ガード
【ニューデリー】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)は、総コスト50億米ドルと見積もられる6000万GSM(Global System for Mobile)回線敷設入札に際して銀行保証を大幅に引き上げるとともに、それ以外にも厳しいセーフ・ガード条項を設け、期日内の納入・据え付けを確保する方針だ。
ビジネス・スタンダードが1月19日報じたところによると、Alcatel/Nokia/Motorola/Ericsson/Lucent/ZTE/Huawei Technologies Inc(HTI:華為技術有限公司)等の国際通信機器納入業者は今月末に予想される世界最大規模のGSM事業入札の募集を待ちかまえている。BSNL筋によると、銀行保証の額を数百クローに引き上げる他、最終完工期日の設定よりも、むしろ四半期ベースの完成目標を明記したロードマップの提出を求める可能性を検討している。
Nortel Networkが請け負った工事の遅れで東部及び西部地区における5億米ドルのデジタル・ワイヤレス・ネットワーク・プロジェクトが深刻な影響を受ける中で、BSNLはこうした厳しい条件を課す方針を決めた。
そればかりでなく国内インターネット・インフラを先進国のレベルにまで引き上げることを目指す全国インターネット幹線(NIB:National Internet Backbone)計画も第2期工事を請け負ったTelecommunications Consultants India Ltd (TCIL)とIBMの機器納入の遅れから未だサービスを開始していない。
BSNLは昨年11月にはCDMA(code division multiple access)機器を期日内に納入できなかったHTI/Himachal Futuristic Communications (HFCL)/Semiconductor Complex Ltd (SCL)チームの140クロー(US$3135万)の銀行保証を没収している。
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