2006-01-18 ArtNo.37037
◆Reliance、臍帯血貯蔵施設の貯蔵量を年内に3倍に拡大
【ムンバイ】Mukesh Ambani氏に率いられるReliance Life Sciences Pvt Ltd(RLS)は幹細胞濃縮臍帯血貯蔵施設(stem cell-enriched umbilical cord blood repository)のキャパシティーを今年内にほぼ3倍の1万セル・ユニットに拡大する。
ビジネス・スタンダードが1月17日報じたところによると、RLSは3~4年内に貯蔵能力をさらに3万セル・ユニットに引き上げる計画だ。消息筋によると、世界最大の臍帯血貯蔵網を構築するための向こう4年間のコストは800クロー(US$1.79億)近くにのぼる。当該血液銀行(blood bank)はマハラシュトラ州Navi MumbaiのDhirubhai Ambani Life Sciences Centre (DALC)内に設けられている。
幹細胞濃縮臍帯血は地中海貧血(thalassemia)、白血病(leukaemia)、鎌状赤血球性貧血(sickle-cell anaemia)等の血液疾患(hematological disorder)の治療や強力化学治療(aggressive chemotherapy)の調整に用いられ、世界最大級の臍帯血貯蔵施設は目下米国と韓国に存在する。
消息筋によると、RLSは1年前にインド薬品監督総監(DCGI:Drug Controller General of India)から幹細胞を培養、販売する許可を取得しており、向こう3年間に各6000セル・ユニットの貯蔵能力を有する5つのプラントを設ける計画だ。RLS幹部は以上の計画を確認したものの、具体的投資額を明らかにするのを控えた。
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