2006-01-11 ArtNo.36983
◆ASICデザイン・サービス会社eInfochips、日本市場開拓目指す
【プネー】グジャラート州Ahmedabadを拠点にするASIC(application-specific integrated circuits)デザイン・サービス及び組み込みソフト・ソリューション・プロバイダー、eInfochips Limitedは、日本市場の開拓に本腰を入れている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月7日伝えたところによると、eInfochipsのTapan Joshi副社長(マーケッティング)は同紙に以上の消息を語った。それによると日本の電子メーカーらはチップやシステムのデザインをインドでアウトソーシングすることを検討しており、同社はこの機に乗じて日本市場の開拓を図る。アーマダバード拠点スタッフの内の10人とマハラシュトラ州Puneデザイン・センターの半ダースほどのスタッフが最初のステップとして日本語コースに参加している。現在、eInfochipsはセールス・パートナーを通じて日本市場の開拓を進めているが、4ヶ月以内に日本に子会社を設ける。
eInfochipsは6ヶ月ほど前から日本市場の開拓を試みており、最近日本企業からオートモーティブ・インフォテインメント・システムに関わるチップ設計契約を初めて獲得した。日本ビジネスは今年4月以降、同社売上げの6~7%に貢献する見通しだが、日本ビジネスが軌道に乗るのは6年後になるものと見られる。その頃には米国市場におけるビジネスが下降に転じるものと予想され、日本ビジネスが同損失を補填するものと期待される。
一方、年商6億米ドルのQlogicから向こう数年に及ぶ研究開発(R&D)契約を獲得したeInfochipsは、Qlogicとの契約を専門に手掛けるデザイン・センターを開設したと言う。
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