1995-10-28 ArtNo.3697
◆<星>今年のIT販売S$65億:NCB
【シンガポール】シンガポールの今年の情報技術(IT)産業売上は、昨年比30%増の65億Sドルが見込まれ、来年は更に30%増の84億5000万Sドルに達する見通しだ。
国家コンピューター局(NCB)が26日発表したIT産業調査報告書によれば、IT売上には当地企業による国内及び国外のエンド・ユーザーに対するコンピューター、周辺機器、ソフトウェアー、ITサービスの販売が含まれる。昨年のIT売上は90年以来最高の35%の伸びを記録、50億Sドルに達した。内56%に相当する28億Sドルが国内売上で占められ、残り44%の輸出額は前年比36%の成長を見た。NCBは、国内及び海外売上共に向こう2年間年率30%以上の成長が見込めるとしている。ちなみに市場調査会社IDCは向こう4年間のシンガポールIT市場の成長率を17%、マレーシアとインドネシアのそれを各27%と28%と予想している。
この日、サンテク・シティーにおけるコムデクス・アジアの開幕式を主宰したリー・シエンロン副首相(首相代行)は、以上の調査データーを披露するとともに、シンガポール政府は職場、学校、家庭におけるIT利用を最大限に拡大すべく努力しており、こうした努力によってのみ、未来の経済成長とハイ・クォリティーな国民生活が保証されると挨拶した。(ST,BT,LZ:10/27)
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