2006-01-09 ArtNo.36967
◆半導体のConexant、US$2.5億投資準備
【ハイデラバード】広帯域通信やデジタル・ホーム用半導体ソリューションの提供を手掛ける米国拠点のConexant Systems Inc(CSI)は向こう5年間にインドに2億5000万米ドル以上を投資する。
ビジネス・スタンダードが1月6日報じたところによると、年商7億2000万米ドルのCSIを率いるDwight W Decker会長兼CEOはこのほど記者会見し、以上の計画を語った。それによると、CSIはアンドラプラデシュ州Hyderabadに新キャンパスを設ける。投資は機械設備、研究開発(R&D)、給与支出等に充当される。
将来の収入増加の基礎を築くため、CSIは当地域への投資を拡大する方針だ。カリフォルニアを拠点にするCSIは全世界に約2400人のスタッフを擁するが、カレンダー・イヤー、2005年にはインド・スタッフを775人に増員した。今年はさらに1200人に増員する予定で、インド拠点の製品開発チームは5年内に2000人以上に拡大される。Hyderabadの他、ウッタルプラデシュ州Noida、カルナタカ州Bangalore、マハラシュトラ州Puneにエンジニアリング拠点を設けており、これらの施設に勤務するスタッフは、広帯域媒体処理、広帯域アクセス、ユニバーサル・アクセス、ボイス・アクセス、ワイヤレス・ネットワーク等、様々なビジネス・ユニットの業務を手掛けている。
ハイデラバード・チームは目下175人で、VLSI (very large scale integration)及び組み込みソフトウェアの設計に照準を合わせている。
ノイダ・チームの400人のスタッフは、次世代組み込みソフトウェア、デジタルTVセット・トップ・ボックス用半導体ソリューション、ワイヤレス・ネットワーク、ネットワーク管理製品等の業務を手掛けている。
バンガロール・チームは75人で、社内の各ビジネス部門が必要とするハードウェア・ソリューションの設計・開発・検査を中心に手掛けている。
プネー・チームは125人で、VLSI SOC(Systems-on-a-Chip)の設計を専門に手掛けている。
Decker会長は「我々は、インドにおけるコストでエンジニアリング・バンドウィドゥスを大幅に拡大することにより、営業コストを抑制し、収益性を高めることができる」と語った。
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