【ニューデリー】韓国の鉄鋼会社Pohang Steel Company (POSCO)が、オリッサ州Jatadhariに新港を開発する計画の放棄を強いられる恐れが生じている。
エコノミック・タイムズが12月20日報じたところによると、T R Baalu海運相は国会下院において、POSCOがJatadhariに新港を開発すれば、隣接するParadip港が深刻な影響を受ける恐れがあると指摘した。それによるとオリッサ州政府はParadip港の水路を浚渫し、喫水の深いドック設備を設け、キャプティブ施設としてPOSCOに提供することを検討しており、中央政府とParadip Port Trustも同案を歓迎している。中央政府はオリッサ州政府にJatadhariに新港を建設した際、Paradip港が受ける影響について詳細な調査を行うよう指示した。
海運省筋は、「決してPOSCOがキャプティブ港を設けることに反対している訳ではない。しかし僅か12キロしか離れていないParadip港に対する影響を配慮し、慎重に事を運ぶよう求めているに過ぎない」と語った。