【ニューデリー】国営ガス会社GAIL (India) Ltdは、地表石炭のガス化(SCG:surface coal gasification)計画を進めるため、国営炭坑会社Coal India Ltd (CIL)と提携した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月21日伝えたところによると、GAILのProshanto Banerjee会長兼MDはこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、GAILは決してSCGプロジェクトのみに関心がある訳ではなく、炭層メタン(CBM:coal bed methane)や石炭地下ガス化(UCG:underground coal gasification)プロジェクトにも注目している。最近、Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)は、CILと共同でUCGプロジェクトを進める覚書を交換した。
事業化調査後、SCGプロジェクトに適した候補地としてオリッサ州Talcherと西ベンガル州Durgapurをリスト・アップしたGAILは、4億米ドルを投じ、日量600万立米以上のガスを生産、年産85万8000トンのアンモニア工場に供給する計画だ。
GAILはまた『クリーン石炭ガス技術センター(Centre for Clean Coal Gas Technologies)』を設け、CBM/SCG/UCG方式を通じたガス生産計画を補完することを計画している。GAILは、英国におけるUCG Partnershipの創設者Michael Green氏や他の国際専門家の協力を得ることを計画している。
新センターは、インド国内の2470億トンの石炭・褐炭資源からガスを採取する無限の可能性を解き放つ見通しと言う。