2005-12-23 ArtNo.36950
◆国営発電会社、ガス売買契約調印不履行でRelianceを告訴
【ムンバイ】国営National Thermal Power Corporation(NTPC)は20日、グジャラート州のKawas/Gandhar両発電所の2600MW(メガワット)拡張計画に伴うガス売買契約(GSPA:gas sale-purchase agreement)への調印不履行を理由にReliance Industries Ltd (RIL)をボンベイ高裁に告訴した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが12月21日報じたところによると、NTPCは2004年にKawas/Gandhar両発電事業のためのガス購買入札を募集、RILが落札した。RILは2007年から1MBTU(million British thermal unit)当たり2.97米ドルでガスを供給することをオファーしたが、その後同供給条件に変更を求め、未だに契約に調印していない。NTPCは契約内容の一方的変更は、受け入れられないとしている。
NTPCは今月初め電力省に対して石油天然ガス省と手を携え、当初の条件でGSPAに調印するようRILに圧力をかけるよう要請した。
これを受けて電力省は石油天然ガス省に問題への介入を提案したが、後者はRILが政府と結んだ生産分与協定に違反しない限り、商業紛争に介入することはできないとの姿勢を示したとされる。
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