2005-12-19 ArtNo.36918
◆丸紅/三菱等、5400MW発電設備契約獲得目指す
【ニューデリー】Reliance Energy Ltd(REL)は、ウッタルプラデシュ州Dadriにおける5400MW(メガワット)ガス火力発電プロジェクトのEPC(engineering, procurement and construction)契約入札を近く募集する。アルストム、ジェネレル・エレクトリック、三菱、丸紅、シーメンス等、あまたの国際設備納入業者が、インド史上最大の電力設備納入契約獲得を目指し、列を成している。
エコノミック・タイムズが12月16日報じたところによると、Anil Dhirubhai Ambani Enterprises (ADAE)傘下のReliance Energy Generationにより立案されたプロジェクトは、単一のものとしては世界最大の発電施設と称され、激しい契約獲得競争が展開されるものと見られる。EPC契約の規模は1万クロー(US$21.74億)にのぼり、RELは既に一部の納入業者と初歩的な協議を進めている。
RELは当初、パンジャブ州/ハリヤナ州/ラジャスタン州/デリー州/マドヤプラデシュ州/ウッタルプラデシュ州の需要に応じる3500MWの発電施設を設けることを計画したが、その後5400MWにスケールアップした。既に2500エーカーの用地を確保、3500MW分については環境認可も得たRELは関係諸州との電力販売契約交渉も開始した。燃料についてはReliance Industries Ltd (RIL)がKrishna-Godavari(KG)海盆鉱区から28mmscmd(million metric standard cubic metres a day)のガス供給を約束している。
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