2005-12-16 ArtNo.36915
◆外国籍タンカーの利用でLNG輸入コスト下降:石油省
【ムンバイ】海運業界は、外国登録タンカーによる液化天然ガス(LNG)の輸入を認めた政府の決定に落胆しているが、石油天然ガス省はこれによりLNGの輸送コストが大幅に下降、その恩恵は電力業界や化学肥料業界に及ぶと説明している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月13日報じたところによると、Petronet LNG Ltd(PLL)は3200クロー(US$6.956億)と見積もられたLNGタンカーのチャーター契約に入札した3コンソーシアムに、新条件に基づき今週末に再度入札するよう求めた。業界観測筋は3コンソーシアムが、その入札価格を大幅に引き下げるものと予想している。
PLLは、1)Varun Shipping/IOC/Exmar Marine/Tecto(ベルギー)、2)Shipping Corporation of India/Mitsui OSK Lines/NYK Lines/K Line、3)Great Eastern Shipping/Teekay Associationの3チームの中から既にVarun Shippingチームを選考していたが、再入札を求める方針を決めた。
アナリストによると、インドにおける船舶の登録料、等級証明手続き料、査定料、所有コスト、法人税、源泉徴収税、サービス税、関税は何れも国際水準を上回っており、インド籍船舶の運用コストを引き上げていると言う。
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