SEAnews 2005-12-16 ArtNo.36909

【ニューデリー】今年11月の乗用車(passenger car)販売台数は6万8840台と、昨年同月の7万468台に比べ2.31％減少した。乗用車の月間販売台数がマイナス成長を記録したのは、今会計年度に入って以来6月と7月に続き3度目。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが12月14日インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し伝えたところによると、乗用車メーカー(OEM:original equipment maker)11社中8社の販売台数が昨年同月の実績を下回り、Maruti Udyog Ltd(MUL)／Skoda India／Tata Motors3社のみがプラス成長を記録した。またホンダを除く、ほとんどのメーカーのミッド・サイズ・セグメントの販売が顕著に下降した。
アナリストによると、祝祭日シーズンの10月に購入が集中したことから、その反動で11月の購入が減少した。加えて昨年の祝祭日シーズンは11月で、販売が好調だったことから、今年の販売が相対的に下降した。また新年には中古車の下取り価格や再販価格が上昇するものと期待されるため、例年、年末の1～2ヶ月は車の買い換えが控えられると言う。
今年初8ヶ月(2005/4-11)の乗用車の国内販売台数は55万7813台と、昨年同期の53万117台に比べ5.22％増加したにとどまり、今年通年の成長が一桁にとどまるとの懸念を裏付ける結果になった。
多用途車(utility ehicle)と多目的車(multi-purpose vehicle)を含む乗用車両(Passenger vehicle)の年初8ヶ月の販売台数は77万2348台と、昨年同期に比べ5.77％増加した。