【ニューデリー】オリッサ/ジャールカンド/チャッティースガル3州の鉄鋼プロジェクト誘致競争は、壁にぶつかり冷却しつつある。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月11日報じたところによると、これまでにこれら3州で鉄鋼会社が結んだ鉱業プロジェクト覚書の件数と鉄鉱石の確認埋蔵量(proven reserve of iron ore)は、オリッサ州が16件11億900万トン、チャッティースガル州が7件4億2600万トン、ジャールカンド州が29件22億9600万トン、合計52件38億3100万トンにのぼるが、これら52件の何れも、中央政府の認可をまだ得ていない。
一般に鉱業リース権の認可は州政府の管轄だが、原子燃料鉱物や、10種類の主要金属・非金属鉱物の鉱業リース権に関しては、中央政府の認可を取得せねばならない。鉄鉱石は中央政府の認可を必要とする鉱物の1つで、州政府の提案に基づき中央政府が承認する。
鉱業省は2004-05年を通じて鉱業リース権239件を承認したものの、大型鉄鋼プロジェクトに関わるものは含まれていない。また、主要鉱物の鉱業リース権の認可件数は2002-03年の373件から2003-04年の239件に顕著な減少を見ている。