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2005-12-14 ArtNo.36894
◆Ispat、焼結炉の稼働で粉鉱石の使用が可能に
【ムンバイ】Ispat Industries Ltd(IIL)はマハラシュトラ州Dolviの鉄鋼コンプレックスに増設した年産224万トンの焼結炉を稼働させた。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月13日、IILのステートメントを引用し報じたところによると、これにより低コストな粉鉱石(iron ore fines)を焼結炉で焼結物に転換した後、高価なペレットや塊鉱(lump ore)に代えて熔鋼の製造原料として用いることができるようになった。トン当たり価格は粉鉱石が900ルピーであるのに対し、塊鉱は1600ルピー、ペレットは3000ルピーにのぼる。IILは具体的数字を明らかにしていないが、年産300万トンのDolviプラントは525万トンの原料を必要とするため、年間200クロー(US$4348万)ほど原料コストを節約できるものと見られる。
昨年鉄鋼完成品(finished steel)200万トンを製造したIILは、新アーク炉(electric arc furnace)を最近稼働させており、これに伴い設備能力は年間240万トンから300万トン以上に拡大した。
法人債務再編(CDR:corporate debt restructuring)委員会が承認した1035クロー(US$2.25億)の投資計画の内、IILは既に825クロー(US$1.79億)を投資しており、焼結炉と第2アーク炉はその一部。この他のプロジェクトには、ガス洗浄(Gas Cleaning)プラント、加熱取鍋精錬用電炉(ladle furnace)、石炭注入(coal injection)プラント、埠頭拡張等のインフラ工事が含まれる。
焼結炉の建設に際しては、中国第一冶金建設公司(CFMCC)と中国冶金設備総公司(MECC)から新技術を導入したと言う。
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