2005-12-14 ArtNo.36890
◆中国家電会社Haier、製造施設建設の時期は未定
【バンガロール】中国の家電会社Haier(海爾)は、厳しい環境にも関わらずインドにおける今年の売上げ目標300クロー(US$6521万)を達成できそうだが、何時製造施設をインドに設けるか方針を決めていない。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月11日伝えたところによると、昨年、インドに製造施設を設け、南アジアと西アジア向け輸出の基地にする計画を発表したHaier Appliances (India) Pvt Ltd(HAIPL)のT.K. Banerjee社長兼CEOは、計画実行の時期に関して「製造施設を設けるには、規模の経済性を満たす必要がある」と述べる一方、「いずれにしても時間の問題」と付言した。Haierは研究開発(R&D)施設とデザイン・センターをインドに設けることも計画している。
南部と西部を襲った豪雨と洪水の被害で、ホワイト及びブラウン製品製造業者にとって今年は極めて困難な年になったが、Haierは来年の売上げが業界平均を上回る成長を遂げるものと見ている。とは言え同社の売上げはもともと小さい。
Banerjee氏によると、ボリューム販売は依然ローエンド製品に依存しているが、消費者の関心はロー・エンド製品からミッド・レーンジ及びハイエンド製品にシフトしつつある。例えば、冷蔵庫については霜取り不要製品の販売が他の製品を上回っており、フラット・カラー・テレビジョンについては29インチ製品の売れ行きが21インチ製品を上回っている。HAIPLはハイエンド製品を中国から輸入する一方、ローエンド製品はインド国内の戦略パートナーから調達していると言う。
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