【クチン】セメント・マニュファクチャラーズ・サラワクBhd(CMS)はセメント供給の過剰からここ数カ月その生産レベルをスロー・ダウンさせている。
CMS Sdn Bhdのチャイ・ミンヒアン工場長は25日マスコミ関係者の工場参観に先だって以上の消息を語った。3000万Mドルを投じた拡張計画により、同社のグラインディング施設の生産能力は、今年6月以来年間100万トンに倍増しているが、サラワク州内の需要が十分でないため、依然として全面稼働するに至っていない。もし1時間当たり140トンのフル操業を行えば、倉庫スペースの不足を来す。同社は半島マレーシアへの輸出の可能性も探っているが、サラワク州における製造コストが高いため、今のところプロジェクト・ベースでのみ商談を進めている。目下のところ製品の40%はクチン市内の需要に応じている。しかしながら1997年もしくは98年には再び設備拡張が必要になる見通しと言う。(STAR:10/26)