SEAnews 2005-12-12 ArtNo.36881

【ニューデリー】デリーとムンバイを拠点にする国営電話会社Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)とHCL Infosystems Ltd (HCL)はパーソナル・コンピューター(PC)と広帯域接続をセットにして月額451ルピーで提供するサービスを開始した。これにより初期のＰＣ購入負担が大幅に軽減されるため、より多くの消費者の広帯域接続が可能になるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月9日報じたところによると、HCLのRajendra Kumar上級副社長は8日、MTNLのA.K. Arora重役(ED)と共同記者会見し、新スキームをお披露目した。それによると、3年間保証付きＰＣの価格は1万8490～3万8890ルピーで、ユーザーは40ヶ月かけて分納する。ＰＣのコンフィギュレーションにより、月間支払額は451ルピー、674ルピー、764ルピー、939ルピーとなり、同支払いを完了した後は、広帯域接続料のみを支払うことになる。
ＨＣＬは同スキーム下にＰＣを購入したものにTri Band広帯域接続の据え付け工事を無料で提供する。消費者はMTNL Sanchar HaatsでＰＣの購入と広帯域接続の登録を行える他、特定のHCLディーラー店やHCL及びMTNLのウェブサイトでも購入予約できる。ＰＣセットにはCDドライブ、アンチ・ビールス・ソフトウェア、1000ゲーム、料理レシピ、教材等が含まれ、ハイエンドＰＣにはステレオ・スピーカーや百科事典もバンドルされている。
HCLは国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)とも同様の提携を結んでいるが、ＰＣの分割払いスキームは含まれていないと言う。