SEAnews 1995-10-27 ArtNo.3688

【クアラルンプル】マレーシア政府は最近の閣議でマレーシアの基準を満たすセメント製造業者を見い出すため中国に視察団を派遣する方針を決めた。
サミー・ベル公共事業相が25日国会ロビーで語ったところによると、これは建設請負業者協会(MBA)からマレーシア工業規格研究所(SIRIM)及び建設業開発局(CIDB)による輸入セメントの品質検査には28日間を必要とし、緊急な需要に応じられないとの苦情が提起されたことに伴うもので、政府は品質検査を輸出国で実施する方針を決めた。ＳＩＲＩＭとＣＩＤＢの代表から成る視察団は、来週中にも中国に派遣され、10～15社程度のセメント会社を調査する。視察団は製品検査を実施し、もしマレーシアの国内基準を満たすことが確認されれば、輸入を許可する。検査は1回限りで、定期検査を行う計画はない。政府は視察団派遣費用をＭＢＡに負担させる計画で、ＣＩＤＢにＭＢＡとの協議を指示したと言う。(STAR,NST:10/26)