【ニューデリー】住友グループは、インドにおける電力部門の成長の潜在性に注目、第3の完全出資子会社をインドに設ける方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月10日伝えたところによると、住友商事の完全出資子会社Sumitomo Corporation India Ltd(SCIL)と住友化学の完全出資子会社Sumitomo Chemicals India Pvt Ltd(SCIPL)の他、複数の合弁会社をインドに設けている住友グループは、今回はシンガポール拠点のSumitomo (SHI) Cyclo Drive Asia Pacific Pte Ltd(SCDAP)を通じて機械動力伝導(mechanical power transmission)システムや電気制御(electrical control)システムの製造・販売を手掛ける子会社の設立を申請した。SCDAPは住友重機械工業(SHI)の完全出資子会社。新会社は、インド拠点のグループ企業がこれまで輸入に依存して来たスペアパーツを製造する他、製品/機械/パーツをグループ企業から輸入し、インド国内で販売したり、再輸出する。また製品やスペア・パーツのインド国内における買い付けも行う。
新会社の当初資本金は3クロー(US$65万)で、SCDAPが98%、マレーシア拠点のSM-Cyclo of Malaysia (SCM)が2%、それぞれ出資する。