2005-12-12 ArtNo.36875
◆Essar、トリニダードにUS$11億鉄鋼プラント建設
【ムンバイ】Ruia一族の非公開海外投資会社Essar Global Limited(EGL)が完全出資するEssar Steel Carribean Ltd(ESCL)は11億米ドルを投じてトリニダードトバゴに年産200万トンの鉄鋼プラントを建設する。Essarグループの旗艦Essar Steel Ltd(ESL)はEGLにもESCLにも出資していない。
エコノミック・タイムズが12月9日報じたところによると、ESCLは5日、National Energy Corporation of Trinidadと関係契約を取り交わした。同契約の下、ESCLは中央トリニダードのPoint Lisas工業区に2期に分けて鉄鋼コンプレックスを設ける。第1期プロジェクトではペレット及び海綿鉄の製造施設が設けられ、第2期プロジェクトでスチール製造施設が建設される。PTI通信によると、ガス・ベースの鉄鋼プロジェクトは1万2000人以上の就業機会を創出する見通しだ。またトリニダードのPatrick Manning首相によると、同プロジェクトは建設段階において5000人、完成後に1400人の就業機会を創出する。ESCLのPR Dhariwal重役(MD)によると、同プロジェクトはEssarグループが米国市場に進出する橋頭堡になると言う。
EGLは今年4月には12億5000万米ドルを投じてカタールに年産400万トンの鉄鋼プラントを設ける覚書をQatar Steel Company (QASCO)と交換している。EGLは同プロジェクトにハイ・グレード鉄鉱ペレット、製造技術、経営ノーハウを提供すると言う。
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