1995-10-27 ArtNo.3686
◆<星>URA、初のホワイト・サイトを入札に
【シンガポール】都市再開発局(URA)は25日、如何なる用途にも開発でき、99年のリース期限内には使途の変更も認められるいわゆるホワイト・サイトを初めて売りに出した。
クロス・ストリートに面したチャイナ・スクウェアーの3万3000平方フィートの用地には、床面積45万9000平方フィート、30階建てのオフィス、小売、住宅、ホテルやこれらを複合したビルの開発が可能で、ミドル・ロードの2万7990平方フィートの用地には床面積11万7570平方フィート、12階建てのやはりオフィス、小売、住宅、ホテル及び複合施設の開発が可能だ。またこの他にベンクーレン・ストリートの7万990平方フィートの商業/住宅/ホテル/複合開発用地も入札に掛けられた。こちらは最高20階建て、床面積29万8180平方フィートの建物が開発できる。しかし不動産業界のアナリストは「用途変更の柔軟性は10~15年後に利用する機会が生じる可能性が有るだけで、この種の便宜にプレミアムを支払う者はない」と冷淡で、また現在の市況から3つの用地には、いずれもオフィス・ビルが開発されるものと予想している。入札締切は来年1月17日。落札者の発表は4月と見られ、審査に当たっては価格が専ら基準とされる見通しだ。(ST,BT,LZ:10/26)
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