SEAnews 2005-12-07 ArtNo.36851

【ムンバイ】地元二輪三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、FMCG大手Hindustan Lever Ltd(HLL)の『プロジェクトShakti』、タバコ・ジャイアンツITC Ltdの『e-Choupal』に続き、ＳＨＧ(self-help group)モデルを通じて農村市場の開拓を図る。
インディアン・エクスプレスが12月5日伝えたところによると、BALのS Sridhar副社長(二輪車ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ&ｾｰﾙｽ担当)は「こうした試みは二輪車バリュー・セグメントにおけるシェアを現在の15％から30％に拡大することを目指したもの」と語った。同氏によると、SHGを通じて同社2輪／三輪車に対する顧客の信頼を高めるビジネス・モデルを目下立案中で、こうしたモデルは先ずパイロット・プロジェクトとして実行され、4～6ヶ月後に本格的に採用される。
BALは農村市場開拓戦略の一環としてNational Bank for Agriculture and Rural Development(Nabard)と提携交渉を進めている。後者は『農村地区自営業者スキーム(Swarnajayanti Gram Swayam Rozgar Yojana)』下の成功者のリストを保持している。BALはこうした自営業者を通じて1000店以上のサービス・センターを農村に設ける計画だ。BALは現在全国に4000店のサービス・センターを有する。
ちなみに『Shakti』は通常のディストリビューション網ではカバーされていない農村部の100万世帯を毎月サポートしており、『e-choupal』は農民300万人をカバーするトレーディング・プラットフォームを構築している。
一方、BALは112ｃｃエンジンを搭載したDiscover新バージョンをお披露目した。燃費に敏感な農村部をターゲットにした同バージョンのマハラシュトラ州Puneにおける店頭価格(ex-showroom)は3万9000ルピー。従来の125ｃｃDTS-iエンジンを搭載したDiscoverの価格は4万2000ルピー。