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2005-12-07 ArtNo.36848
◆国営鉄鋼会社SAIL、選鉱/ペレット製造施設建設
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、Bhilai Steel Plant(BSP)のキャプティブ鉱山に民間パートナーと提携し鉄鉱石の選鉱施設及びペレット製造施設を設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月4日伝えたところによると、両施設はチャッティースガル州Dall鉄鉱山のHitkasaため池(slime pond)隣接地に1つの複合施設として建設され、SAILが用地と水を提供、施設の建設は民間部門パートナーに委ねられる見通しだ。
SAILは既に入札意向書(EOI:expressions of interest)の提出を求めており、関係インフラの建設は民間パートナーが引き受けるが、建設された施設はSAILの需要にのみ供され、かかった費用に基づいて(cost conversion basis)支払われる。ペレットの年産能力は50万トンで、高炉グレードのペレットのみを製造する。Hitkasaのため池に長年にわたり放置されている大量のヘドロの処理も行われる。鉄鉱石から鉄を採取する際に生じるヘドロは、大量の水分と少量の鉄分を含んでいる。
同プロジェクトはBSPに2つの恩恵をもとらす。1つは日に日に増大するヘドロ問題から解放されること。もう1つは、ヘドロ中の鉄分が回収され、鉄鋼の製造に利用できるようになること。現時点で1070万トンのヘドロが存在し、毎年78万トン増加する。これらのヘドロは選鉱作業後ペレットに転換される。
SAIL筋は、入札者が見積もりを進めている最中のため、選鉱/ペレット製造複合施設のコストを明らかにすることを控えた。
BSTはまたセメント工場を設けるEOIも募集しており、3つのパーティーが関心を表明している。SAIL取締役会は、Bokaro Steel Plantにも同様のセメント工場を設けることを計画していると言う。
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