1995-10-27 ArtNo.3684
◆<星>米国テクトロニクス、地域本部設置し、製造拠点物色
【シンガポール】米国テクトロニクス・グループは200万Sドルを投じてシンガポールに地域本部を設置、域内における製造拠点も物色している。
テクトロニクス・グループ・シンガポールが25日明らかにしたところによると、昨年シンガポールに事務所を設立して以来既に2000万Sドル以上を受注しており、来年は更に40%の受注増が見込める。ニューヨーク証取上場の同社の昨年の営業額は15億米ドルで、純益は8130万米ドル、営業額の51%が米国内における売上で占められた。同社の主要製品は計量器、カラー・プリンター、ビデオ・レコーダーで、これらの製品がそれぞれ売上の50%、31%、19%を占めている。同社はシンガポール事務所を通じてASEAN域内の顧客に支援サービスを提供するとともに、当地をカラー・プリンター部品の調達センターとする計画だ。同社はシンガポールの他、マレーシア及びタイを製造拠点の候補地として検討している。同社の昨年の日本を除くアジア売上は50%の成長を見、中国における売上は昨年の3000万米ドルから2~3年内に1億米ドルに拡大するものと期待されている。アジアにおける最大市場は年商5000万米ドルの韓国で、アジア太平洋地域の営業額は3年内に5億米ドルに達する見通しと言う。(LZ:10/26)
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