2005-12-05 ArtNo.36829
◆Posco/Mitalに鉄鉱石12億トン割当:鉄鋼相
【ニューデリー】韓国のPohang Steel Co (POSCO)とMittal Steel Coの鉄鋼プロジェクトにオリッサ州とジャールカンド州政府は合計12億トンの鉄鉱石を割り当てたが、そのことが地元鉄鋼産業に不利益を及ぼす恐れはない。
エコノミック・タイムズが12月2日伝えたところによると、Vilas Paswan鉄鋼相は2日の国会上院における答弁の席上、以上の見通しを語った。
それによると、オリッサ州政府はPOSCOと取り交わした覚書の中で、年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトの向こう30年間の需要に応じる6億トンの鉄鉱石資源を割り当てることを約束した。
一方、Mittal Steel Coはジャールカンド州政府と、やはり同州に年産1200万トンの鉄鋼プラントを設ける覚書を交換した。この種の規模の鉄鋼プロジェクトは30年間に5億7600万トンの鉄鉱石を必要とする。
インド鉱業部(United National Framework Classification傘下のIndian Bureau of Mines)の調査によれば、インドは2000年4月1日時点で220億トンの鉄鉱石資源を有する。したがってこれら外国企業2社の鉄鋼プロジェクトに合計約12億トンの鉄鉱石を割り当てても、地元鉄鋼産業の成長が阻害される恐れはないと言う。
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