SEAnews 2005-12-05 ArtNo.36828

【ニューデリー】今年第2四半期(2005/7-9)の国内総生産(GDP)成長率は、製造業とサービス部門の好調に支えられ、8％と、第1四半期の8.1％(昨年第1四半期7.6%)に続き2期連続8％以上の成長をマーク、昨年同期の6.7％を上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが12月1日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し伝えたところによると、農業部門の第2四半期の成長率は、第1四半期と同じ2％で、昨年同期の0％を上回った。農業部門のＧＤＰに占める比率は昨年同期の18.6％から17.5％に縮小した。
製造業部門の第2四半期の伸びは9.2％と、第1四半期の11.3％から減速、昨年同期の9.6％に比べても僅かに鈍化した。しかし製造業のＧＤＰに占める比率は昨年同期の18％から18.4％に拡大した。
建設部門の第2四半期の成長率は7.4％と、第1四半期の7.9％の伸びを僅かに下回った。
鉱業・採石部門の第2四半期の伸びは1.1％にとどまり、第1四半期の3.2％を下回った。
サービス部門の第2四半期の成長率は12％と、第1四半期の12.4％には及ばなかったが、依然として好調な二桁成長を維持した。ＧＤＰに占める比率も昨年同期の53％から54％に僅かに拡大した。
サービス部門の内訳を見ると、貿易・ホテル・運輸・通信部門の伸びが12％と好調だったが、昨年同期の12.3％には及ばなかった。しかしＧＤＰに占める比率は27.5％と、昨年同期の26.5％を上回った。金融・保険・不動産・ビジネス・サービス部門の第2四半期の伸びは9.9％と、第1四半期の8.3％を上回った。電気・ガス・水道部門の第2四半期の成長率は3.3％と、第1四半期の7.9％に比べ鈍化した。地域共同体／社会／個人サービス部門の第2四半期の伸びは6.7％と第1四半期の6.1％を上回った。
今年上半期を通じたＧＤＰ成長率は8.1％と、昨年同期の7.1％を上回った。内訳は製造業が10.2％、サービス業が10％、鉱業が8.6％だった。