2005-11-28 ArtNo.36789
◆Essar/Hindalco、Mahan炭坑の合弁開発協議
【ムンバイ】Essar Power Ltd(EPL)とHindalco Industries Ltd(HIL)は、石炭産業省の呼び掛けに応じ、マドヤプラデシュ州Mahanに合弁でキャプティブ炭坑を開発する交渉を進めている。
インディアン・エクスプレスが11月25日報じたところによると、石炭産業省の呼び掛けは、キャプティブ炭坑の割当を加速し、拡大する石炭の需給ギャップに対処する中央政府のイニシアチブに基づくもの。
マドヤプラデシュ州政府は4300クロー(US$9.51億)を投じて1000MW(メガワット)の石炭火力発電所を建設するEPLに埋蔵量1億2000万トンのMahan炭坑を割当るよう中央政府に提案した。
一方、2000クロー(US$4.4248億)を投じてアルミニウム製造施設を建設するHILは、アルミ精錬施設に付属したキャプティブ発電施設を設けるため、炭坑の割当を申請した。
しかし、重工業省とマドヤプラデシュ州政府の推薦を受けた石炭産業省は、EPLとHILにそれぞれのプロジェクトの需要を満たすと同時にマドヤプラデシュ州のより大きなニーズを配慮し、合弁でMahan炭坑を開発するよう求めた。
消息筋によると、EPLとHILは当初、石炭産業省の提案に消極的な姿勢を見せていたが、EPLはその後合弁の可能性を検討する意向を表明した。EPLはその条件として、新たに近隣鉱区を割り当てる際、同社の申請を優先するよう求めた。HILはまだその立場を表明していないが、仮に両社が合弁で事業を進めるにしても、実際に石炭が生産されるまでには少なくとも4年を要し、EPLとHILはプロジェクトのコストを如何に分担するか、先ず決定する必要があると言う。
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