【ムンバイ】Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)は来月半ばに『Millennium』を発売、165ccスクーター・セグメントに進出を果たす。
ビジネス・スタンダードが11月23日報じたところによると、KMCLはこの他2006年2月もしくは3月に135ccの自動変速スクーター『Euro』を4万~5万ルピーで発売する。
KMCLは昨年イタリアの二輪車メーカー、ItaljetからMillennium/Euroを含むスクーター7モデルのマーケッティング及び製造権を取得した。
KMCLは『Nova 135』を通じ、135ccスクーター・セグメントには既にプレゼンスを築いている。KMCLのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)は「Millenniumは若者を、エグゼクティブ・レーンジのEuroはファミリーを、それぞれターゲットにしており、発売初年度に合計7万5000~10万台の販売を目指している」と語った。
観測筋によると、MillenniumとEuroはHonda Motorcycles and Scooters India(HMSI)の『Eterno』、『Activa』、『Dio』と競争することになる。Millenniumはインド初の150ccを超えるスクーターで、同カテゴリーには競争者が存在しない。また150ccを超えるモーターサイクルを代替する初のスクーターと言える。
インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automotive Manufacturers)の統計によれば、2004-05年を通じて95万台以上のスクーターが販売された。スクーター市場は年率10~15%の成長を遂げ、全体の15%が自動変速スクーターで占められている。HMSI、Bajaj Auto、TVS Motors、Kinetic Motorsが同市場の主要プレーヤーで、HMSIだけで40万台以上を販売している。