2005-11-25 ArtNo.36774
◆Kanishk Steel、イタリアの再圧延プラント買収
【チェンナイ】Kanishk Steel Industries Ltd(KSIL)は、イタリアのLamiferに設けられた年間キャパシティー15万トン、築後8年の鉄鋼再圧延プラントを買い取り、タミールナド州Mayiladuthuraiに移転する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月24日報じたところによると、KSILのRavi Gupta会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると中古プラントの買収価格は16クロー(US$354万)、移転費用を含めたプロジェクト・コストはおよそ52クロー(US$1150万)で、2006年10月までの完成を目指す。KSILはMayiladuthuraiにビレット製造施設を設けており、ビレットはスチール製造の原料になる。
KSILはタミールナド州Chennai近郊Gummidipoondiに年産6万トンの海綿鉄工場も経営しており、同工場では廃熱を利用した10MWの発電施設の据え付け工事が進められている。同プロジェクトのコストは42クロー(US$929万)と見積もられる。
KSILが属するOPG groupは、18MWの発電施設を保持しており、2004年3月に稼働した同発電施設は10MWの余剰電力を送電網に供給している。OPG一族の成員Gupta氏は、KSILの子会社PG Energy Pvt LtdのMDも兼務している。
今会計年度上半期のKSILの売上げは118クロー(US$2611万)、純益は3クロー(US$66万)をマーク、昨年同期の各88クロー、1.2クローから顕著に改善した。新プロジェクトの完成後、初年度の売上げは350クロー(US$7743万)に達する見通しと言う。
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