【ナグプル】マハラシュトラ州における電力の需給ギャップは膨大なため、喩え故障中の2基、合計1000MW(メガワット)の発電機が運転を再開しても、冬季を通じて電力不足が持続する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが11月22日報じたところによると、Maharashtra State Electricity Distribution Co Ltd (MSEDCL)はこのほど以上の見通しを示した。Chandrapurに設けられた超大型火力発電所の各500MWの発電機2基の不調から電力不足が一層深刻化した。Chandrapur発電所の第5発電機は今年7月以来故障しているが、第7発電機も数日前にトランスが破裂、ストップした。両発電機の修理には、数千万ルピーを要する。
目下、農村部では1日8時間、小規模タウンでは4時間、非メトロ・シティーでは2時間の負荷制限(load-shedding)が行われており、Nagpurのそれは2時間となっている。
マハラシュトラ州内の電力需要は1万2700MWに拡大したが、州内における供給可能量は9200MWにとどまり、その差は3500MW。膨大な需給ギャップから送電システムが機能不能に陥らないよう過去数日超高圧オープニング(extra high voltage opening)が実行されている。
マハラシュトラ州はアルナチャルプラデシュ州、アンドラプラデシュ州、オリッサ州、ケララ州、タミールナド州から昼間190MW、夜間439MWの電力供給を受けている。MSEBはPower Trading Corporation/Reliance Trading Corporation/NTPC Power Trading Corporation/Adani Powerに対し400MWの追加供給を要請しているが、これまでに得られたのは50~75MWにとどまっていると言う。