2005-11-23 ArtNo.36762
◆GTL、テレコム・インフラ・ビジネスを子会社に移転
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbai拠点のエンジニアリング・サービス会社GTL Ltd取締役会は、テレコム及びネットワーク関連のインフラストラクチャー・ビジネスを、株式のスワップを通じ100%子会社のGlobal Infrastructure Ltd (GIL)に移転することを承認した。スワップ・レシオは1:1。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月22日報じたところによると、取引完了後GILは純粋なテレコム・インフラ・ストラクチャー会社になり、GTLは引き続き基本電話会社/セル式電話会社のためにテレコム・ネットワークの設計と構築を手掛ける。
GILはGSM/CDMA携帯電話サービス会社のためにテレコム・ネットワークの構築を引き受ける他、BPO企業のインフラ構築をBOO(build, operate and own)方式で引き受ける。取り分け成長の潜在性の大きいワイヤレス・インフラストラクチャー・マネージメントに照準を合わせる。例えば、セル式電話会社は、競争が過熱する中、ビル屋上の使用権を取得する困難に直面している。電気通信局(DOT)はテレコム企業がその種のインフラを共同利用することを認めているが、この種の業務を手掛ける中立的な専門企業が存在せぬため、共同利用構想は離陸していない。GILはこうしたサイトを買い取った後、セル式電話会社にリースする。米国ではAmerican TowerやCrown Castleがこの種のビジネスを手掛けている。
GTLはテレコム関連資産を分離独立させることにより、投資収益率の向上が図れると言う。
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