2005-11-23 ArtNo.36755
◆Alloy Steel Plant、US$1億投じアップグレード
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)傘下のAlloy Steel Plant(ASP)は460クロー(US$1.02億)を投じて既存ユニットをアップグレードするとともに、新ユニットを増設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月19日、ASPのステートメントを引用し報じたところによると、第1期工事では54クロー(US$1195万)を投じ、アルゴン酸素優先脱炭(AOD:Argon Oxygen Decarburisation)ユニットとアーク炉(electric arc furnace)を増設する。同工事は既に開始されており、来年までに稼働する。
第1期工事の完成を待って、鍛造施設をアップグレードする。鋼片/小鋼片製造施設への『walking beam furnace』導入や、年産20万トンの鋼片鋳造施設の増設も検討されている。後者にはround bloom鋳造施設も含まれる。新精製部門(conditioning shop)、熱処理・仕上げ部門(heat treatment and finishing shop)、送電システム、ユーティリティー、その他の領域の改善も図る。
これによりASPの熔鋼製造能力は16万4000トンから50万トンに、ステンレス・スラブのそれは20万トンに、条鋼は30万トンに、それぞれ拡大する。ASPと姉妹工場Salem Steel Plant(SSP)の相互補完関係も拡大強化され、ASPが製造したスラブはSSPに送られ、熱間・冷間圧延コイル完成品に仕上げられる。
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