【ニューデリー】鉄鋼省は二次鉄鋼メーカーの重要原料、屑鉄の輸入関税を引き下げる可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月17日報じたところによると、全インド誘導炉業者協会(AIIFA:All India Induction Furnace Association)が16日主催した鉄鋼産業に関する会合の席上、鉄鋼省のJ.P. Singh次官補は以上の消息を語った。それによると、二次鉄鋼業界は屑鉄の供給不足に直面しており、同省は中央消費税関税局(CBEC:Central Board of Excise and Customs)に、屑鉄の輸入関税引き下げを提案している。
今月初に発表された鉄鋼政策は向こう15年間の鉄鋼需要と鉄鋼生産レベルを見通しているが、鉄鋼省は原料や鉄鉱石に関わる様々な問題に対処する行動計画を準備しており、同計画は一次メーカーと二次メーカーを等しく重視していると言う。
AIIFAのGopal Gupta会頭によると、二次鉄鋼業界が直面する主要な問題は、電力料、消費税、関税が何れも高水準なことで、これらが業界の成長を阻害し、国際市場における競争力を減退させていると言う。