【ムンバイ】ロシア最大の鉄鋼メーカー、Magnitogorsk Iron and Steel Works (MMK)はオリッサ州政府に年産1000万トンの総合的鉄鋼プラントを設ける計画を伝えた。
ビジネス・スタンダードが11月17日伝えたところによると、MMKは新プラントでプレート、シート、自動車部品等、様々な製品を製造することを提案しており、プロジェクト・コストは3万クロー(US$66.37億)を超えるものと見られる。MMKのVictor Rashnikov会長は最近オリッサ州政府と広範な領域にわたるビジネス・プランを協議した。
オリッサ州政府に近い筋によると、MMKは近く事業化調査を開始する。州政府は、事業化調査の完了を待って、Keonjhar県の5000エーカー近い土地を割り当てるものと予想される。
MMKの鉄鋼年産能力は1200万トンにのぼり、世界的にもトップ20社に数えられ、製品の60%をアジアや東欧諸国に輸出している。
地元企業、Uttam Galva Steels Ltd(UGSL)が、MMKの合弁パートナーを務める可能性がある。UGSLのK Miglani会長は、MMK会長と州政府幹部の会談に立ち会っており、UGSLのAnkit Miglani取締役は、MMKからプロジェクトのパートナーを務めるよう依頼されたことを確認した。消息筋によると、UGSLはロシアの唯一の冷間圧延鋼メーカーMMKと長期にわたるビジネス関係を有し、後者から鋼材を輸入していると言う。