【ムンバイ】国営ガス供給会社GAIL India Ltdは、国内長距離電話(NLD:National Long Distance)ライセンスを取得し、8万クロー(US$176.99億)の電話市場参入を図る。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが11月14/15日、GAILのボンベイ証券取引所(BSE)への報告を引用し伝えたところによると、GAILは、送電会社PowerGrid Corporation of India (PGCIL)及びRailtel Corporation of India Limitedと共同で、全国にまたがる延べ6万キロの光ファイバー・ネットワーク『Triveni』を設け、他の長距離電話会社の利用に供する。これにより長距離電話会社は自前の通信網を構築する莫大なコストを節約できる。国内におけるインターネット電話が許可される中で、『Triveni』により新規参入の敷居が低められるため、VOIP(Voice Over Internet Protocol)サービス・プロバイダーも急増する見通しだ。
GAILはまた全国の法人、取り分け同社からガスの供給を受ける企業500社に仮想専用回線(VPN:virtual private network)サービスを提供すると言う。